神奈川県立高校入試の志願倍率が公表されました。
ざっと見た感じでは去年に比べてなんとなく均等に集まった感があります。
例えば去年1倍をしっかり割っていた菅高校(0.87)や川崎北(0.91)、白山(0.80)と新栄(0.77)などもそれぞれ1.00以上になっており、反対に去年高倍率だった高校はやや競争率が緩和している学校が多いようです(※いずれも川崎横浜の普通科)
神奈川県立高校入試は近年、解答形式がマーク式の選択問題になったり、さらに少し前には教科満点が変更されたり、学区が廃止されたりなど「10年は経たないうちに」といった間隔で比較的大きな変更点が加えられている記憶があります。今年(来年度)からはまた面接が廃止となるなどといった複数の大きな変更点がありますね。
結構めまぐるしく変化していく様は、正直なところ大学入試や中学入試よりもスピードが早い気もしています。数年携わっていないだけで次の変更と対峙することになるので、できればコンスタントに生徒がいると分かりやすくなるのですが……零細規模の教室運営をしていると世代に偏りが出るので制度が変わっていることの方が多いですね。
とはいえ生徒目線でやるべきことは、その方向性も含めてそんなに大きな変化がありません。むしろ少しずつシンプルになり続けている印象です。そこが中学受験や大学受験と、高校受験との決定的な違いかもしれないですね。