RNAプラザ 東百合丘

新百合ヶ丘・たまプラーザ地域の中間くらいに位置する学習塾の塾長ブログ

進路の判断(と、それに基づく"現在"の方針)

受験を考える際に、比較的早期に判断できる要素というものがあります。

まず大学受験において早慶理系を目標に据える際の留意点なのですが、はっきりしているのは「中学数学で躓いているようではほぼ期待できない」という点です。

自力で平均点を超えられないようならその時点で諦めた方が良いのではないかと思います。雑に授業を受けて、教科書と問題集を最低限解いて、軽く試験勉強した上で平均点に届かないようであれば見込みはかなり薄いです。どこの学校の平均点かにもよりますが、その判断基準をここで書くのは差し控えます。

とはいえ、この判断が正しくできれば短くとも3年以上の対応期間が設けられるわけですから有用でしょう。

また、早稲田に関しては政治経済学部での数学必須化、商学部での数学合格枠の分離など文系学部でも数学力が求められているわけですが、これらの数学は理系に負けず劣らずハイレベルです。範囲が数Ⅲまでかどうかよりも純粋に難問ですから、先の基準はそのまま適用できるように感じています。

 

同様な基準として、中学受験でも算数は昔から顕著に表れていると思います。最近は社会や理科でも同様な傾向があるのですが、難関校になってくると傾向が変わってくるといわれています。大手塾でもテストの際に区分がなされていることから、スタートしている家庭ではご存じの方が多いかもしれません。一説には知的耐久力のようなものがかかわっているそうですが、そうした長い思考を必要とする高度な作業をできるかどうかという話です。

ということは、実際のところ中学受験に向けて勉強している段階からはっきりするわけですね。

それを踏まえずに望みの薄い目標を与えているとあとで大変なことになります。

 

以上は割とはっきりしていて分かりやすい話ですが、少し曖昧なところがあったり理解の難しい判断基準ながら早期に用いることの出来る要素というものは存在するわけです。そこは軽く記載できる範囲とはいえないのでここには載せないのですが、冷静な判断で合理的に道筋を考える一助になれば良いなと思います。